高齢のご夫婦の木造2階建ての住宅です。敷地は京都東山と鴨川に挟まれた昔ながらの細い路地で形作られた地域にあり、元々あった大きな二世帯住宅を解体し子世帯と敷地を分けそれぞれで戸建て住宅を建てる計画です。東に道路、西に寺院の庭を望むことができ南北は隣家がせまる東西に長い敷地です。南からの日差しがまったく期待できず東西からうまく光を取り込みため、東向きのトップライトと西面に大きな開口部と庭を設けることで間接的ではあるが日中どこからか日差しが届くように考えました。またそれぞれの居室が分断されたプランではなく、私の得意とする「繋がるプラン」によって広がりと豊かな居場所のある住まいになるよう計画しました。
京都市 / 個人住宅 / 木造(在来工法)2 階建 / 敷地面積 117㎡(35 坪)/ 延床面積 104㎡(31 坪)/ 1階 58㎡・2階 46㎡