聴竹居〈1〉
この写真の建物は「聴竹居」といい、京都の大山崎に建っています。訪れたのはずいぶん以前なのですが、ふと藤井厚二の名前を目にして思い出したのでアップさせていただきます。
「聴竹居」というのは建築家である藤井厚二が生涯を掛けて取り組んだ本当の意味で日本の気候・風土にあった日本人の住まいとは何かということを研究した実験住宅です。
計5回実験住宅を作り、聴竹居が最後の住宅となり現存する唯一も建物です。
たまたまお声がけいただき内部を見学する機会があったのですが、現在の住宅と比べるとずいぶんとコンパクトな印象を受けたのですが、どこかそのコンパクトさが心地よいそんな印象を受けました。
これが藤井厚二が探し続けた答えなのか、それとも他にもまだまだ隠れた要素があるのか実際には分かりませんが、身体が感じた心地良さはとても良い経験でした。
現在では一般にも公開されている時がありますので、ご興味のある方はぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。
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