ひと安心の戸襖〈住吉の家〉
先日以前から心配の種だった住吉の家の戸襖がようやく納品されました。
何が心配の種だったかというと今回リフォームした洋の部屋とリフォームしなかった和室を隔てる戸襖の仕上りについてでした。
戸襖自体は決して難しいことではないのですが、和室にはこの市松模様の襖が2ヶ所あり今回はその1ヶ所だけ戸襖に変更したのですが、当然柄を変えることはできないのでもともとの襖紙を再利用できないかと相談していました。
しかし不可能となったため同じような紙を探すことになったのですが、数十年前の紙と同じようなものがはたしてあるのか心配だったのですが、桂離宮にある市松模様の襖紙の写しだったことからほとんど同じ柄・色の紙を見つけることができました。
ただ実際に入れてみるまで本当に大丈夫か分からないため心配は尽きなかったのですが、違和感なく納まりようやくひと安心することができました。
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住吉の家, 日記