無骨で力強いもの
外壁の仕上げ方法に打込みタイルというものがあります。
よく町中で見かけるタイルを貼り付けたものとは違い、コンクリートを打設する型枠にタイルを取付けコンクリートを流し込むことでタイルとコンクリートが完全に一体になるというものです。
この工法をよく採用されていたのが前川國男という建築家なのですが、タイルを後から貼り付けたものとはまったく違い、見るからに力強く奥行きのある仕上がりになっています。
今はどちらかというと薄く軽くというものが好まれるように思うのですが、その対比として無骨で力強いものもまた良いように思います。
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日記