湾曲したベンチ〈阪急オフィスタワー〉
梅田阪急にオフィスタワーが併設しているのですが、その20階にこの写真の休憩スペースのような展望スペースのような空間があります。
そこに少し太めの角材が湾曲しながら少しずつ高さが変化していくベンチが設置してあります。
人が座っていないと特に何も思わないのですが、このように人が座るととても良いデザインのベンチであることが見えてきます。自分にあった高さに座れるであったり、少し湾曲していることで隣の人と自然な距離感が生まれたり、ゆっくりする人や一瞬用事をする人などたった一本の木がさまざまなシーンを許容してくれます。
単純なものですが、とても深く考えられているのではないかと感心しました。
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日記