人間の知恵
この写真の道具、いったい何かご存知でしょうか?
米を脱穀するための脱穀機で、学校でも習った千歯扱きが改良されて作られた道具です。
そしてこの脱穀機がさらに改良されて現在の機械式脱穀機となるのですが、千歯扱きから機械式までじつは根本的なシステムは変わっていません。
効率や能力、使いやすさなどを改良していった結果今の機械式になったと思うのですが、脱穀機に関わらずいま世の中で使われているほとんどが根本的には変わらないものなのではないかと思います。
建築に関わっているとものすごく近代的なものもあれば昔から変わらない原始的なものまでさまざまなものを目にします。
そしてそれらによってひとつの建築物ができあがると思うとまさに人間の知恵の塊のようだと感じることがあります。
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日記