木組み
木造の家というのは現在も多く建てられ、今も昔も住宅のほとんどは木造でできていると言ってもいいかと思います。
しかし今と昔の木造で大きく違うのはこの写真のような木組みによって造られているか造られていないかだと思います。
現在の建物はそのほとんどが金物によって柱や梁を固定しますが、昔はこのように木と木を組み合わせることで固定していました。
どちらが良いかというとそれぞれに良さがありますが、現在は建物を建てるのもスピードが求められます。そうなるとこのような木組みではなかなか難しく、何よりも加工ができる大工さんもどんどん減っています。
これからこのような木組みが見られるのは寺社仏閣だけになっていくのかと思うと寂しいですが、どこかでは伝統技術として残っていってくれるとうれしいですね。
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日記