浄瑠璃寺〈3〉
平安時代百塔参りというものが流行していたらしく、その影響から多くの塔が建てられたです。
しかし現在歴史のある京都でも平安時代から残る塔はこの浄瑠璃寺の三重塔と醍醐寺の五重塔だけだそうで、その他の塔は焼失や争乱などによりなくなってしまったようです。
このような古い寺社や歴史ある建物を見ていてその歴史の長さを思いながらよく感じることがあります。
それは昔の建物は今とは違い壊すことを前提としていない建物が多いということです。
傷んだ所は修繕したり、材料を大切に使ったり、必要に応じて間取りを変えたりとその建物をいかに上手く使い残していくかということが伝わってきます。
寺社は当然ですが、あらゆる建物にそのような思いが感じられることが古い建物を見ていて感動する理由なのかもしれません。
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日記