表現の多様性と奥深さ〈重森三玲庭園美術館〉
重森三玲といえば、この大胆な石組みです。
一般的な和の庭園といえば植栽をさまざまなものに見立てる場合か枯山水のように白川砂などや小ぶりな石で自然を表現した場合かの二つに大きくは分かれるかと思います。
この重森三玲の庭はその二つの要素が一体になったように感じられました。
本来は植栽で行う擬態を石で、白川砂で行う自然の表現を苔を使ってというように、前回もお話ししたけっしてまったくの異物が入っているわけではなく、要素は同じだけれどもその使い方や組み合わせ方など表現方法を変えるだけでこんなにも新鮮な違ったものに見えるということにとても感動し、勉強になりました。
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日記