過去の面影〈ダイビル本館〉
現在国立国際美術館のすぐ近くに建つダイビル本館低層部は、すぐ横の交差点角に建っていた渡辺節設計の旧ダイビルの外装レンガや装飾石材を8割程度再利用し作られています。
一時近代建築の基礎を築いた重要な建築を簡単に壊してはいけないという議論がよく報じられていました。
その結果このダイビルのように過去の面影を残すことで解決という形をとった建物がいくつかありました。
建物の価値は外部の表層だけでなく内部空間にも大切な文化が残っています。しかし商業目的の建築物はその目的に合わなくなったり、建物強度に問題があったりということで壊されてしまうというのが現実なのかもしれません。
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日記